“Double Decade” 記念企画-セルフライナーノーツ- Ba.村山編

活動20年を記念したツアーを実施してきた2025年。これまでとこれからを振り返る企画第二弾は、メンバーによるこれまでの楽曲や作品を振り返るセルフライナーノーツです。
まずはベース村山編をどうぞ!


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「セルフライナーノーツ」

いきなりだが、自身の音源を語る前に皆さんに知っておいて頂かないといけない話がある。
それは音源によって私自身の関わりに結構な濃淡があることである。
ご存知の方も多いと思うが、私は私用でちょくちょくバンドを休んでいたこともあり、(20代は特に)例えば『via nowhere』の直前は1年ほど私用でバンドを休んでおり、ほとんどのベースラインをあまり自分で考えられていないというか、曲作りにあまり参加できてない。
その為、例えば「100万周年」や「誰も知らない」「プレイバック」あたりの曲はレコーディング2、3週間前に山口くんやジューシーからこんな感じと言われたベースラインを弾いているだけである。それ自体がどうこうというつもりはなく、シンプルにベースライン自体にあまり思い入れはない。(ただ曲はいいので、それはまったく別の話)
ただ100万周年はさすがに自身の色を無理矢理入れたく、レコーディング直前に勝手に変えまくったというのは、今初めて明かす。(そして多分それはジューシーにバレてない)

余談だが…そうやって聴いてもらえると、理論上では多分ギターとズレている微妙な音の配置(これは音が合ってる合ってないの話ではなく個人的に心地よいものをただ弾いているもの、そしてたまにジューシーに強烈に修正されることもあるが)や、変なハイポジションのフレーズ(例えば、「朝、消えた」の歌の合間にあるトゥルルルというグリッサンド風、急なハイポジフレーズみたいなものはまさに意味不明)は、”ああ、これは村山だな”と思って聴いてもらえるとさらに音源を楽しんで頂けるのではないかなと思う。

ベースたるもの、歌と楽曲を活かしてなんぼの世界ではあるが、RANCID直系、DUCK MISSILE踏まえてからのNAHT(羽田さん)、fOUL(平松さん)、ブッチャーズ(射守矢さん)のダイレクト影響を踏まえていくと結局こうなってしまうので、これはもはやきっと変えられない。

とはいえ、本当はくるりの佐藤さんやRADIOHEADのコリンのような渋く、曲の完成度を2割、3割増できるようなベースを弾けるようになりたいと実は思っているが、ほぼこれも諦めている。。。

忘れていた。もう一つある。それは2010年発売の『ON OFF』というアルバムの中での話。シンプルなベースのリフからはじまる「わかってる」という曲がある。シンプルな曲調の中にややbed節のある意外と好きな曲ではあるが、この終始弾いてるベース、とても単純なリフではあるものの意外とムズカしく、レコーディングのエンジニアを担当して頂いた原田さん(M4 II)に何度もやり直しを食らった記憶がある。(原田さんはベーシストなので、特にこだわりが強い)
15年前ではあるが、当時26歳、当時の私は多分バービーボーイズしかほとんど聴いていなかった時代のはずだが、RANCID譲りのピッキングの粗さが抜けきれず、何度も録り直した記憶がある。

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ちょっと前置きが長くなってしまったが、せっかくなので、残りはベースという切り口で思い入れのある曲を少しだけ振り返ってみたい。サブスクをお持ちの方は、曲を見つけて頂きながら、聴いて頂けると有り難い。

ポーズ(Response)

これを聴くたびにベースのフレーズは何一つ成長していないと
空を見上げたくなるような気持ちになるが、20年もやると、これが持ち味だと思い込ませられるスキルを身につけられるようになってきた。いかに音数を減らしながら、渋いメロディーを展開できるかというのに当時ハマっていたが、(多分The Sortsとかばかり聴いてた)40歳を超えて、改めてこういう曲はもっとあっていいのではと思う。

Left (ON OFF)

当時デスキャブを聴き過ぎていたせいか、このコード進行だけ
提案した記憶があるが、今聴いてもデスキャブの影響にしか感じない。(良い曲だと思うが、15年以上演奏していない)

・今(ON OFF)

何を弾いてるかまったくわからない。
誰かコピーしてほしい。

言い訳(Indirect Memories)

私の手グセの極みでしかないフレーズを、しかもそのフレーズがこの曲の8割を占めるという面白みも何もない状態から、
浮揚感、冒険感のあるメロディーをつけて楽曲にしていったジューシーに感謝(どうやって完成したかは何も覚えていない)

You(via nowhere)

冒頭触れた、作曲に関わりが多くない作品の中で数少ない作曲に関わった曲。ベースとは結局ルートをいかにかっこよく弾くかという、グレンヒューズ(Deep Purple)に学んだことが最大限に活きてる曲だと個人的に思う。
曲ももちろんいいが、この曲の特に前半の空気感はベース次第、
そんな風に個人的に思っている好きな曲だ。

・足音(right place)

bedの好きな曲の中でトップ5くらいに入る。
記憶が曖昧だが、昔LOSTAGEとのライブ前に奈良のスタジオに入ってる時になんとなく完成に近づいた記憶がある。
(秋だったか冬だったか、肌寒い季節だった)
ベースも歌を邪魔しない程度にアルぺジオを弾けていて、
抑えるべきところを抑えてコード展開できている個人的に唯一の曲。そして意外と難しい。数年もやっていないが、どこかでまた演奏できればいいなあ。

僕にはわからない(mother – Split w / Discharming man)


実はちゃんと綺麗に弾けたことがない。
私にとってはすごく難しい。最初の「テロ」っていう部分が弾けない。(コピーしてくれる人求む)

これからもbedらしい曲がもっと作れれば、
そしてたくさんの方に聴いて頂ける機会があればこれ以上に幸せなことはないです。またお会いできるのを楽しみにしています。
21年目からもどうぞ宜しくお願い致します。

“ベース小僧” 村山征希

投稿者:

bedfromkyoto

京都を中心に活動するバンド、bedです。 ライブ情報、音源情報、そしてpodcast配信等を行っていきます。 更新者はGu,Voの山口です。 ライブのお誘いやお問い合わせ→info@bedfromkyoto.com podcastに関するお便りやご連絡→podcast@bedfromkyoto.com まで

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